人の心が「色をなくしてしまう(絶望するとき)」そしてまた「その色が蘇る(希望が生まれるとき)」
「絶対!」と思っていたことが
絶対じゃなかった時なのかもしれない…
癒しと医療を繋げ日本の心の健康を支える専門家集団NPO法人日本セラピーブリッジ理事長/社会をアゲる女性(ソーシャルアゲージョ)応援プランナー藤川佐智子です。
昨日の「真田丸」を観ていて、大河ドラマ「真田丸」での豊臣方の敗因は「秀頼が出陣しなかったこと」なんだな~って思った。
この事と、私が、今、学んでる「塾」での先週の土曜日の学びとリンクしたので今日の記事にしたいと思います。
先ずは私のお話を…
私は子どもの頃から
常に違和感を感じたことに突き動かされながら
その違和感を解決したくて生きてる気がずっとしていました。
何を解決したくて生きてるのか?
どんな社会だと違和感を感じずに生きられるのか?
哲学みたいな自問自答をずっとしていた気がします。
先週土曜日の塾で、やっとそれを言葉にしてくれる人に出会いました。
その人は、アンパンマンを世に送り出した漫画家の「やなせたかし」さんです。
やなせたかしさんがTVのインタビューの中で
「逆転しない正義」と言う言葉を口にされました。
これは、やなせさんがアンパンマンに込めた想いだそうです。
詳しい記事を見つけましたので、興味のある方はこちらを参考になさってください。
この言葉を塾で紹介されたとき、私の身体に電流が流れました…
この言葉を探してた!!!って^^
私が違和感を感じる時には、大きさは様々だけど「絶望感」も一緒に感じる出来事が同時に起こっていました。
幾つか挙げると…
*教室で猫飼ってるのが新聞に載って〈良い内容の記事だったのに〉保護者からクレームが来て、教室で飼えなくなった中学時代の出来事。
*自営をしていた両親から、のちに両親の商売が上手く行った理由の社会背景の1つとして、朝鮮半島での戦争があったことを知ったこと〈日本の経済発展の理由の1つにもなるのかもしれませんね〉
*イギリスに留学中「日本人」と言うだけで差別される出来事があったこと
まだ他にありますが(それは「言わない覚悟」として墓場まで持っていくと決めています)
そんな出来事の中で感じ続けてたのが
*私は誰かの犠牲の上に成り立つ社会が嫌なのだ
そして
*周りの大人の解釈から発した言葉が、子どもの命を救ったり失わせてしまったりするのだ
と言うことでした。
どういうことかと言うと
これは絶対信じられることだ!とか
この人は絶対信じられる!!!とか
そ~言ったことや人や出来事が「絶対!」じゃなかった時
人の心は色をなくす(絶望)してしまう…ということ…
絶対!を正義とするならば
正義が逆転してしまった時「人は心の色をなくす」=「絶望する」のです。
最初に挙げた豊臣勢も
命を落としてしまう人たちも
今の社会に蔓延している「痛み」の原因の大きな一つなのではないかと思うのです。
今年「真田丸」が大河ドラマになったのは、何か大きな理由があるのかもしれないと、深読みしてみたりも思います。
さて話をやなせさんに戻すと…
TVインタビューの中で「逆転しない正義がある」とも言われていて、
それを やなせさんは「献身と愛、そして弱者を助けること…」と、言われています。
それを私自身にも置き換えてみたいと思い、土曜日の塾の後から一日考えていました。そして現時点で出た答え…
私の中の「逆転しない正義」は「思いやりと責任、そして人の中にある弱さを認めること…」となりました。
実は塾の前に代表との個別コンサルがありました。
そのコンサルの中で、自分の過去を振り返る様々な質問があり、その質問の中で、「苦しかったことや、人生でしんどかったことはありますか?」と言った感じの質問がありました。
その質問に私は「しんどかったかも知れないけど、苦しさを余り感じていない・残っていない」と答えていました。(ほんと正直な気持ちでした)
たくさんの違和感を感じる人生だけど
今までどんなことが起こっても絶望しなかったのは(その時は絶望感を感じていても、今、それが「苦しみや痛みとして残っていない」)のは、「人の中にある弱さを認めて来れたからだ」と思っています。
やなせさんのように「弱者を助ける」とまでは、未だ行かないけど、人の中にある弱さを認められるようになったら、私自身の心が救われることが多くなりました^ ^
人に対して「しゃ〜ないなぁ〜」と思えるようになった私は
その人が「やった行動に対して」は、許せなくても
その行動を「生んだ心に対して」は、少し想いを馳せて
その弱さを認められるようになった…
すると…
なくしたハズの心の色が取り戻せてきました。
やなせさんが書いたアンパンマンの歌詞に
なんのために生まれて、なんのために生きるのか
わからないまま終わるそんなのは嫌だ!とあります。
私は私の中にある「逆転しない正義」のために生きよう…と思います。
今週は21日に「死と再生」の冬至があり
明けて翌日22日は誕生日を迎える私に、
やなせさんの言葉は私の大きな指針「色」になりました。
もしあなたの心が「今は色を失っている」としても
あなたの心の色を取り戻してくれる言葉を探すことを諦めないでくださいね。
あなたが絶望だと思っていること
それも
「絶対!」と思っていたことが
絶対じゃなかった時なのかもしれない…のですから…
「望みを捨てなかったものにのみ道は拓ける!(真田幸村)」と言ってます^^
やなせさんの本も何かのきっかけになるかもしれないので
ご紹介しておきますね♪
絶望があるから希望が生まれる♪
絶望さえも味方につけて生きる今日の私でいようと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!