学校に行けなかった子どもに「働く」を伝える3つのこと

『生き方』大事・・・

『在り方』大事・・・

 

そして忘れちゃいけない『やり方』

実はコレ最近めっちゃ大事だと感じています^^

 

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癒しと医療を繋げ日本の心の健康を支える専門家集団 日本セラピーブリッジ理事長 / 社会をアゲる女性(ソーシャルアゲージョ)応援プランナーの藤川佐智子〈通称サチ〉です。

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが 我が家の娘は小学校から続いたイジメのトラウマで、高校一年生の時、些細なきっかけで学校に行けなくなり、夏休み明けに高校を中退しました。

命にも関わる事だったので、辞める決断をしたことは全く後悔していないのですが、今でも時折起こすフラッシュバックに彼女の痛みが伝わってきます。

 

そんな娘ですがコンビニの早朝バイト始めて2年になろうとしています。とても優しく理解のある環境なので、娘の心に寄り添いながら少しずつ働く時間が増え、スタート時には早朝3時間2日のみだった勤務時間が、今は週6日3時間の日もあれば、5時間の日もあったり、夜の時間に入ったりしています。

 

それでも人と接することは未だ怖く、マスクは手放せませんが、それでも時々職場の方とランチに行けたりして、ちょっとずつ社会が広がっています。

 

 

そんな娘の社会を広げたきっかけは1年前にもありました。

 

私がフェイスブックで知ってファンだったイラストレーターさんがイベントに出展すると言うので、同じく彼女の絵が好きだと言ってた娘と一緒に出掛けました。

 

娘にとっては職場以外で初めての大人の世界。。めっちゃドキドキしてました。でもその時 ブースで交わした会話やイベントでの姿が娘の扉を少し開けました。

 

絵を描くのが好きな娘。。。好きな絵を描いてイベントに出す。そしてそれがお金になる(ことがある世界の存在)を目の前で見ることで、何か希望が生まれたのです。

 

「こ~ゆ~働き方があるのだ!」と初めて知った娘。少し欠片を見つけたようでした。

 

そして先日のメイク…

実は「お化粧の勉強をしてみない?」と声を掛けられました。よくある勧誘です^^でももともと興味のあった娘はまんざらでもなかった様子。

 

更に、そこでも気が付いたんです…

 

「こ~ゆ~働き方があるのだ!」と・・・

 

大人が子どもに向けてお仕事の話をする時、超現実的な話か、「夢を見せよう!」「語ろう!」とかって言うキラキラ系のどちらかが多いですよね。

 

私的にはそのどちらに対しても「?」なのですが…笑

 

ただいつも大事にするのは「現場を見せること」

 

仕事に対する大人の「在り方」や仕事を通して伝える「生き方」は、いつかの子どもの志を育てるからとっても大事です。

 

ただ、人生で躓いた(と感じている)子は、そこがシンドイ…そ~ゆ~子どもさんも、きっと多いと思います。

目標が遠すぎるから自分の中に入ってこない。。。入って来ないだけなら良いけど拒否ることにもなり兼ねない…大事なのは小さなステップを用意してあげることだと私は思っています。

 

それには「やり方」を見せること

 

仕事(働き方)には、バリエーションがあるのだと教えてあげる、見せてあげるのが大事だと思います。

 

思考を育てるより、行動の仕方を伝えるほうが早い。そして行動をして行くことで持てるようになる自信が、その子の思考を変えて行きます。

 

今日 娘が言いました。

「12月に来年が楽しみ!って思えるのって初めてかも…もちろんチョットだけだけどね♪」と・・・

 

嬉しかったです。

 

大人は子どもに何を見せるか?

見せることが出来るのか?

 

大事に問い続けたいですね^^

今日もお読み頂きありがとうございました。